取材から受けた会社の印象
建設不動産業界に特化した人材紹介業を手がける会社は、新しく生まれてはすぐに消える…というパターンが多いのだそう。その中で堅実に売上を伸ばし、ファンを増やせている理由はどこにあるのでしょうか。
取材で見えてきたのは「質の高さ」へのこだわりです。社長が建設不動産業界と人材業界を両方経験していることもあり、建設不動産業界への理解が深く、企業のニーズを深く理解可能。さらに求職者の経験・スキルも、その価値をしっかりと見極められるため、より精度の高いマッチングが実現できるそうです。キャリアアドバイザーも建設不動産業界出身者が多く、しかも面談をじっくりと行なうスタイルを徹底していることから、確かな信頼を得られているようです。
今期の売上は2億円、その次は3億円、5年後には5億円…と、今後もぐんぐん売上を伸ばしていく予定とのこと。大阪拠点の開設も進めているとのことで、今後も成長を続けていきそうだと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい少人数の会社で「みんなと一緒に働いている」という実感を得られる環境。とくに自分が関わった案件で入社が決まったという報告を聞いたときは、嬉しく感じられるのだそうです。総務事務としても、人材と企業のマッチングを支援するための工夫はできるとのこと。たとえば求人情報をサイトにアップロードするとき、その時間帯によって、求職者がチェックしてくれるかどうかが大きく変わるとのお話でした。自分なりに「この時間はライバルが多いから避けよう」「この曜日はPV数が増えそうだ」と考えながらアップロードし、それが成果につながったときは、嬉しく感じるそうです。きちんと評価されながら、充実感をもって働ける環境だと思います。
厳しさ仕事の範囲や進め方が決まっているポジションではありません。言われたままに仕事をしていても評価されることはないうえ、さまざまな種類の業務を並行してこなしていく必要がある…という難しさがあると思います。たとえば、求人情報のアップロードのタイミングを工夫しながら進める。書類作成を、少しでもその書類を読んだり使ったりする人がやりやすいように工夫して行なう。さらには経費精算や勤怠管理がスムーズにいくように、社内のルールを整備して、守ってもらえるように伝え方などを工夫する…と、さまざまな種類の仕事を、それぞれ工夫しながら進めることになります。頭の切り替えを大変に感じたり「何からやればいいのか」と混乱することもあるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人少人数で、社員どうしの距離が近い環境。「チーム感を持って働ける、雰囲気のよい職場がいい」という方にぴったりです。特に、業務に関係することも、そうでないこともラフに話し合えるようなフランクな雰囲気が好きな方に向いています。また、いろいろな業務にチャレンジしたい方、周りから頼られると燃えるタイプの方は、活躍可能性が高いと思います。
向いていない人業務範囲が明確に決まっているわけではないうえ、どちらかというと「自分でルールや進め方を整備していく」ことが求められているポジションです。「決まったことだけを繰り返していきたい」というタイプの方はマッチしないでしょう。